昭和48年に生まれて またの名を団塊ジュニアあるいは貧乏くじ世代

昭和48年生まれの日常のリアル。中流オブ中流。

ヘイケイ日記 女たちのカウントダウン 花房観音

先日、電車の中で目の前に座られてた方が読まれていて、私も読みたくなった。

花房観音さん、山村美紗の本を読ませていただいたから期待値もあがる。
そしてやっぱりとても面白かった。

抱腹絶倒の面白さではなく、むき出しの感情がその才能を以って語られているからどんどん読めた。林真理子中村うさぎのハイブリッドって感じ。

みんないろんな闇を抱えているもんだ。我々、いろんなことに傷つきながらここまでやってきたよね、とお互いを讃えあいたくなる。
電車で目の前に座っていた女性にも、もう会わないけど、エールを送りたい。

 

私は常々、自分は嫉妬深いと考えているけれど、それは自信のなさゆえだとはわかっている。そして自信がないと言うのは、そもそも「自分はもっと評価されるべきだ、能力があるはずだ」という、傲慢といっていいほどの自尊心が根底としてあるのも、承知している。つまりは自己評価が低いように見せかけて、逆なのだ。(p293)

 

とか、うんうんうん、わかる、である。

 

 

この後、心不全になられたようでシニカケ日記も上梓されているのでそちらも読んでみたい。