お母さんっぽいは誉め言葉。自己肯定と他者評価。
かねてより薄々違和感を感じていたのだけど、私に子供がいると言う前提で話してくる人がそこそこいる。あれ?私に子供いると思ってる??と感じながらでも、はっきり聞かれるわけではないので放置してきた。
そう思われることは私にとっては歓迎案件。母の器、母性、そう言ったものが私から感じられるなら嬉しい。
最近3人目のお子さんが産まれた若手同僚にお子さんは元気かと聞いたところ、私の子供の人数を聞かれた。
で、聞いてみた。相手が若いから聞きやすい。変に気を使わせることもない。って言うか、こいつは私に敬語を使わん。イケメンだから許してるが。
「私って、お母さんっぽい?」
「ぽい。めっちゃポイ。」
と返ってきた。
もちろん、ある程度の年齢の女性は子供がいるに違いない、と言う先入観もあると思う。それでも、やっぱり、ぽくない人もいる。
母親になることが、必ずしも偉いことではないし、そうでないからと言って人生が否定されるものでもない。
ただ、私はすべてのお母さんがそうではないんだろうけど、子供を育て上げた方の器とか優しさに憧れるので、そう誤解されるのがうれしい。
子供が欲しいのではなく、子育ての達成感と、それで得られる器が欲しいだけなんだろうな。
子供を立派に育て上げた友達に、それが羨ましいと打ち明けたら、
「って言うか、子供は産んでよかったと思っているけど、あんたが思ってるほど子育てってええもんちゃうし、自分で食い扶持をしっかり稼いでることにもっと誇りもったら?逆に例えば私は一人暮らしの経験がないんやで。ほんま、あんた、美化しすぎ。私の芝はそんな青くないで。」
と醒めたトーンで言われた。40年のつきあいになるこの友達とは今冬、アイスランドに旅行に出かける予定。珍道中が今から楽しみである。
閑話休題。なんにしろ、お母さんっぽい、は私が一番欲しい褒め言葉。
”他人様からどう思われようが気にしない”と言う強さは私にはない。どうせどう思われてるか気になるなら、思われたいように思われてる方がよくない?
明日から8月か。。