昭和48年に生まれて またの名を団塊ジュニアあるいは貧乏くじ世代

昭和48年生まれの日常のリアル。中流オブ中流。

花様年華 

花様年華のデジタルリマスターを観てきた。

トニー・レオン演じる男が、既婚者同士の恋に於いて土壇場でビビって動けなかったことへの、一生モノの後悔の映画、なんて言うと雑すぎるか。

一線を越える勇気がないのは、単なる臆病さだけではない。相手を汚したくないというエゴに近い愛情や、守るべき日常の重さ、そしてプライド……。そうしたいくつもの「正しさ」が、人をその場に縛り付けてしまうもんなんだよな。逆に言うと臆病だったからこそ、永遠になる。的な?

なんて思いながら、うん、アイツのことも許せるな、なんて思ったり。もちろん彼はトニー・レオンではないし、私はマギー・チャンではないのだが。

この映画の良さがわかる人生でよかった。色々あったオトナにお勧めの名作。見終わってからジワジワ来る。。。

いやはや、結ばれてたらただの不倫だからな。もちろんただの不倫でもいいんだけど、それだとウォン・カーウァイじゃない。

などと言いながら、香港映画もウォン・カーウァイ作品も少なくとも映画館で観るの始めてだと思う。53歳でも、まだ「始めて」は可能。まだ拡がる。ウォン・カーウァイ作品、もっと観てみたい。

香港と言う響きにすごく異国情緒を感じるのは深夜特急世代だからか?2016年に行ったのが最初で最後だな。また行きたいな。

<花様年華> 元は中国の言葉

意味: 人生で最も美しい、幸せな時。 ただ綺麗なだけでなく、やがて枯れてしまう花のように、儚さや切なさを含んだ美しさを表す。